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好きになった人がタイプ

タイプで人を好きになりたくないし、属性の有無で物事の良悪を判断したくもない。そんな僕の、多岐に渡る「恋愛対象」リスト。

『君の名は。』

今日、新宿バルト9で再び『君の名は。』を見てきた。

 

僕は確信した。

 

エンドロールが流れる時間は、溢れた涙を乾かす時間なのだと。

 

もちろん、全ての映画が観客の涙を誘うわけではないし、そうであって欲しくもない。

 

だが、『君の名は。』のエンドロール中、それが個別的なものであったとしても、また一時的なものでさえあったとしても、僕の中にその時においては絶対的なこの確信が生まれたのだ。

 

涙を乾かして映画館を出ると、平然とした僕が歩いている。

 

彼は何も変わっていないように見える。

 

しかし彼の心、思想、考え方、世界の見え方には劇的な変化が起こっている。

 

黄昏時にNTTビルを見つめる彼は今まで通りの彼ではないし、彼の目に映る世界もまた、今まで通りの世界ではない。

 

それほどの影響を、この映画は与えた。

 

そんな映画こそ、良い映画であるための「十分条件」である。